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静臨/新婚/裏










まだ新婚2ヶ月目なうら若き嫁、平和島臨也はベッドの上におかれた奇妙な物体に顔をしかめた。


「なに、コレ」


コレと臨也が示したその物体には片面が『YES』、もう片面が『NO』と書いてある。それを覗けばごく普通の枕だった。
それを買ってきた旦那、平和島静雄は枕を『YES』の面にしてぽふぽふ叩く。


「知らねぇのかイエスノー枕。嫁さんがこの枕をイエスの状態で置いといたら今夜はセックスOKらしいな」
「ああ、そんな商品当てれるダーツがある番組昔やってたね。でも君がそれを持ってる理由にはならないと思うけど?」
「ドン・キホーテに売ってた。っつーわけで表にしろ臨也!」
「だが断る!」


ぐいぐいと枕を押し付ける静雄と押しやる臨也。もしここに二人共通の友人がいたら「いいね新婚さんって感じで!死ねばいいのにね!」と声高らかに言うだろう。自分よりも先に結婚した静雄と臨也を友人は密かに恨んでいたりするのだが、それを二人が知るよしもない。


「いいだろどうせヤるんだから!活用しろよ、さぁイエスかノーか!?」
「ノーだよ馬鹿!!」

臨也は押し付けられた枕を静雄の顔面に向かって投げた。ぼふんと痛みのあまりない攻撃で、枕はすぐに落下する。表れた顔に怒りは見えず、むしろニヤリと笑っているようだった。


「…な、何さ」
「そうかそうか、こうやってイエスっていってくれるなんて可愛いじゃねえか臨也」
「え、あ!?」


静雄が指差した先、枕の面はしっかりと『YES』となっていた。意図せずにやったことだが静雄にはどんな言い訳も通用しない。

臨也は武器となるものを探そうと辺りを見渡したが結婚してから凶器の類いはほとんど捨てられた。こうなったらスタンドグラスで頭かち割ってやろうかと考えた矢先、臨也の体は大きなベットに沈められた。


「きゃ…っ」
「俺の嫁さんだろ?愛を育んだっていいんじゃねぇの」


静雄は手早く臨也の衣服を取り払っていく。すぐに全裸となってしまった臨也は裸体を隠すため枕を抱え込んだ。


「や……やだ、恥ずいって…」
「ったく、まだ慣れねぇのかよ。それにそれ可愛いからやめろ、よけいめちゃくちゃにしたくなる」


静雄は解放したぺニスを臨也の太ももに擦り付ける。

すでに熱く固くなっている静雄のペニスが敏感な内腿を擦る度に臨也の中からは愛液が溢れだした。

「やだやだって言っても体は濡れるもんな…エロい」
「ひぅっ」


ちゅぷ、と淡い茂みをかき分け静雄の指が侵入する。たった一本の異物にもきゅうきゅうと締め付けてくるそこがたまらなく愛しかった。


「ん……っフ…!」


下を弄っている間に静雄は臨也に口付ける。唾液を送り込むような濃厚なキスに臨也の体は力を失っていった。
その隙に2本3本と指を差し入れていきぐちゅぐちゅとかき回す。もう準備は万端だった。


「そろそろ…入れるぞ」
「ぇ…ま、待って!ゴムは!?」


生で押し当てられる感覚に臨也は戸惑った。なぜなら付き合ってきた頃から結婚してからも一度だって静雄はコンドームをつけてきたのだ。
だが静雄は愉しそうに嬉しそうに笑いながら、臨也の耳元に唇を寄せた。


「今までずっと我慢してたけど、思い続けてたことがあった」
「シズちゃん…?」
「俺は高校のときから、ずっと手前を孕ませたかった!」
「ァ…アァアア!」


ぐじゅうう…と入り込んでくるゴムごしではない感覚に臨也は目を見開きながら体を震わせた。

初めての生の感触と、告げられた静雄の感情。臨也の生理的に流れた涙を静雄の指が拭う。


「結婚して、もう何も俺たちを阻むもんはねぇんだ。臨也は…嫌か?」
「いや、じゃ…ァ、ないよ…っおれも、シズちゃんの子供ほしい……ひゃあぁ!」


途端に静雄の律動がゆっくりとしたものから激しいものに変わる。しかも臨也の弱いトコロをピンポイントで狙っていた。


「やらぁあ!おかひ…っおかひくなるの!おなか、ゴリゴリってぇ…!」
「すっげぇ締まる…っ!もうイっちまいそうだ…!」
「だして…っシズちゃんのあかちゃん、ほしいのぉ…!」


臨也の足が静雄の腰に絡まる。
より深くなった結合の刺激に、静雄は中に精液を吐き出した。初めて内側から犯していく熱い液体に臨也はうっとりと目を閉じた。


「ふふ…あつい……赤ちゃんできるといいね」
「できるまで何度だって出してやるから覚悟しとけよ?」
「シズちゃんのえっちー」


静雄と臨也は、懐妊の知らせを受けた友人から散々嫌味を言われることになるのだが、それはもう少し先の話である。










黒蜜様に捧げます。





 



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