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静臨/裏/腐男子シリーズ










「わぁああああシズちゃんかっこいいよ萌えるよ写メとっていい!?いいよね!?超似合う!!」


パシャパシャとフラッシュ付きの連写音が俺をとらえる。幾度となく位置を変え四方八方から写真を撮られるというのはちょっとした芸能人気分だ。ああ、幽ってこんな思いしてんだな、と思う。

臨也の異常なまでのテンションの高さはいつも通りだ。俺は少しずれた眼鏡を直す。サングラスじゃなくて眼鏡だ。眼鏡なんだ。

俺は今臨也の強い要望によって眼鏡をかけている。度ははいってない、所謂だて眼鏡。髪は少し乱れたオールバックにされた。服装はいつもと変わらない。
どうやら今の臨也のブームは中途半端真面目系眼鏡男子らしい。どんな呪文だ。

一通り満足がいくほど写真を取り終えたのか、臨也はふぅ、と息を吐いて携帯を閉じる。幸せそうな顔してやがるなこいつ。


「あー…やっぱいいよ金髪眼鏡最高。今のシズちゃんにすっごく抱かれたい」
「抱いてほしいならいくらでも抱いてやるぞ」
「ほんと!?抱いて抱いてー!」


何の惑いもなく臨也は衣服を脱ぎ捨てていく。

ムードも何もあったもんじゃないが、そんなものを臨也に求めるのが間違ってる。
すぐに一糸纏わぬ姿となった臨也はニコニコ笑いながら俺と唇を合わせた。ぶつかった眼鏡がカシャンと音を立てる。


「っん…」
「ふぅ、ン、んんぅ―…」


ちょうどいい角度を探そうと試みたがやはり眼鏡が邪魔になる。取ってしまおうとしたら差し込んだ舌が臨也に歯をたてられた。


「痛ッ」
「眼鏡とっちゃダメ。今は眼鏡萌なの。眼鏡がないと明日が見えない。眼鏡っていうのは偉大なものでね………!」


眼鏡崇拝者のような臨也は眼鏡の素晴らしさ、というよりも眼鏡をかけた人間の素晴らしさについて語り始めた。俺にはさっぱりわからなかった。
眼鏡が好きなら新羅はどうなんだ。そう尋ねると新羅は眼鏡が体の一部のようになってるから逆に外してるほうが萌えるらしい。やっぱり俺にはよくわからない。

臨也の眼鏡談義の合間に俺はローションを指に塗りたくって臨也の中に挿入した。慣らさなきゃ入るものも入らない。
臨也は一瞬ヒュッと息を詰めたが何事もなかったかのようにまた語りだした。こういうときは本当にすごいと思う。


「だから…ね、ァ、眼鏡ってすごく人の印象を変えるんだよ…あんっ、ん、一見不良っぽい子が眼鏡かけて真面目っぽく見えるのって可愛くない…っ!?」
「んー、よくわからねぇ」
「えー…あ、そこ、イイ」


ビクビクと体を震わせながら首を伸ばした臨也は眼鏡に口づける。俺じゃなくて眼鏡かよ。
ムカついたから臨也がイイといった場所を抉るように引っ掻いてやる。すると甲高い声を上げてすがるように抱きついてきた。


「やぁあああ!シズちゃんの馬鹿ぁ…そんな乱暴にするなんて、眼鏡かけると鬼畜になったりとかするの…ッ」
「何だそれ。まぁいいか、そろそろ入れても大丈夫だよな?ってか入れるぞ」
「え?あ、ひゃ…アァアアアアァアア!!」


閉じた足を開き、中心に向かって一気に自身を押しやればずぷずぷと安易に埋まっていった。こいつマジで中すげぇの。じっとなんかしてらんなくて無我夢中で腰を穿つ。臨也の熱に蕩けた視線もたまらない。


「ふ、ぅ、アァ!はふ…シズちゃぁエロい…っ」
「あぁ?エロいのは手前のほうだろ」
「じゃなくってぇ、前髪おりてきて、眼鏡にかかって、汗ばんでて…ふあぁああああんッ!」



大した動きの変化もしていないのに臨也はどんどん感じやすくなっていく。俺の今の現状を言っただけでまた何か妄想して勝手に興奮したんだろう。やっぱ俺より臨也のほうがずっとエロい。
俺は気まぐれに眼鏡をとった。すぐに不満の声をあげる臨也の顔にそのまま装着する。眼鏡臨也だ。


「……たしかに、けっこう印象変わるんだな」
「俺が眼鏡かけても意味ないじゃん…ッ、ふ、ァッ、シズちゃんがかけてよぉ…!」
「あー…眼鏡エロいってマジなんだな」


涙目+赤らんだ顔+眼鏡の破壊力といったらそれはもう半端じゃなかった。これが萌えるということか。ぐん、と臨也の中の俺が大きくなる。臨也の眼鏡の奥の瞳が揺らいだ。


「や、だめ…イっちゃう…」
「イけよ。いいだろ?俺もイくから」
「だめ…だめぇええええ!眼鏡シズちゃんにイかせてもらいたいんだからぁああああ!」


結局、臨也が眼鏡を外したと同時に二人ともイってしまった。眼鏡をかけていない俺にイかされたことが不服だった臨也は、その後1週間毎日眼鏡の着用を義務づけたのであった。










唖剴様に捧げます。





 



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