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静臨/裏










「ん……ふゃ、あ、あぁあー!」
「……っン」

びくんびくん、と体を跳ねさせて臨也は絶頂を迎えた。つられるように中に性を吐き出した静雄は臨也の細い体を抱き締める。絶頂の余韻なのかぴくぴくと震えているのが愛らしかった。

「……おい、大丈夫かよ」
「うん、平気……」

気だるい快楽に身を任せ、二人体を絡ませ息を整える。少し腰を動かすだけでぐちゃりと水音が鳴り、許容量を越えた精液が泡となって溢れた。羞恥に臨也の頬が赤く染まる。

「シ、シズちゃん。もう抜いてよ……、俺シャワー浴びたい」
「ああ?まあそれもそうか」

促され静雄は腰を引いた。引いたのだが静雄は首を傾げる。今度は臨也の太ももに手をおいて引いてみた。性器が抜けることはなく、力は太ももに一方的にかかってしまい激痛に悲鳴をあげる。

「いたいいたいいたいいーたーいー!何ふざけてるんだよさっさと抜けよ!」
「抜きたくても抜けねえんだよ!」
「は!?」

疑わしげに臨也はぴったりと繋がった結合部を眺める。視線はそのままに足を静雄の腹に当てて思いきり蹴りあげた。反動で静雄の上半身は揺らいだが下半身の変化は全くなかった。

「ほれ見ろ、抜けねえだろ」
「ちょっと待ておかしい!なんでこんなことになってるの……!一大事じゃないかシズちゃんと合体したまんまなんて俺もう生きていけない」

臨也はさめざめと泣くような仕種をした。それがどうにも静雄の気に障り、静雄は臨也の背中、膝裏に手を回すとそのまま立ち上がった。無論性器は繋がったままである。臨也の自重により結合はさらに深くなり、慌てて臨也は静雄の首に腕を回した。

「ひ……っ!やだ、深……ぃ、っ!どこいくつもりだよばかぁ……」
「抜けねえもんは仕方ねえしよ……。さっき風呂入りたいって言ってたし風呂場にでもいくか?」
「やぁああっ!動く、なぁ……!」

静雄が歩き出すと振動が直接臨也に伝わり、それがいまだかつて感じたことのない快楽へと変わる。ただでさえ絶頂してからすぐの体にこの刺激はきついものだった。

「じゃあどうすんだよ。風呂はいいのか?」
「こんな状態で入れるわけないし……」
「だよな……せめて飯食わせろ。腹減った」
「うわっ!?」

静雄は起立させるように臨也を下ろすとそのまま進めと尻を叩いた。甘い喘ぎを洩らしながら臨也の足がもつれる。

「な、なんなのもう……やだ……」

「だってさっきの抱き方嫌なんだろ。じゃあ手前が自分で歩くしかないだろうが」
「うっ……」

気まずそうな表情を浮かべながら臨也は一歩足を踏み出す。体内ではずるぅと静雄の性器の動きを感じ取っていた。食事は性行の前にスープをつくってある。スープのおいてあるテーブルへのたった数歩の道のりだというのに、臨也は歩くほど襲い掛かる快感に崩れ落ちた。

「臨也!?どうした!?」
「きもちいいよ……こんなのだめだってばぁ……」
「可愛いこと言うなよばか」

ぎゅっと抱き寄せその場に座ると臨也は静雄に背を預ける。黙っていると余計に互いの存在を感じるのか少し緊張ぎみだった。

そのときだった。最悪なことにインターホンが鳴ったのは。

「……どうする?居留守使う?」
「いや、たしか今日幽から物が届くってきいたから出ねえと」
「この状態で!?」

二人は全裸のうえ挿入したまま抜けない状態にある。この状態で人前に出ることなどできやしない。

「じゃあ俺がドアの隙間から顔出して荷物受けとるから手前は隠れてろ」
「ヘマしないでよ。もしこんなの見られたら舌噛みきって死んでやる」

応対することを決意し二人はのろのろと玄関へ向かった。

相手はやはり宅急便だったらしい。臨也は息を詰めて早く終われと願っていた。
無事に気づかれることなく荷物を受け取り、ほっと一息吐いたところで静雄が結合部を撫でた。

「んぁ……!な、何……?」
「なんかさっきよりも濡れてる気がしてよ……、見られるかもしれないって思って感じたか?」
「っ!」

臨也は図星だった。反論することもできず恥ずかしそうにうつむく姿は、静雄の欲情を煽るものだった。荷物を床に置き、すぐに臨也を押し倒す。性器を一際奥に叩き込むと不意打ちに臨也の体が面白いくらい跳ねた。

「あ、ぅあぁっ!もうシたくないって……」
「でも抜けないってことはきっと足りないってことだろ?なら満足いくまでヤったら抜けるんじゃね?」
「ん……やぁ……っ!」

やわやわと胸をまさぐりながら耳を甘噛みする。きゅうっとより中が締まり、受け入れる体制は十分にとれている。臨也に抵抗することはもうできなかった。

その後、この症状は膣痙攣ではないかということでいろいろマッサージを試みて抜けたのだが、臨也が羞恥で倒れてしまう危険性があるため深くは言わないでおこう。










カナコ様に捧げます。





 



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