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静臨/裏/変態島/玩具責め










媚薬というのは実に卑怯だ。本人の意思とは関係なしに勝手に性感を高められて疼く体をもて余す。人間は三大欲求には勝てないんだ。ぎゅうっと自分の体を抱き締めて快楽の衝動に耐えるも、その際に自分の胸を圧迫してしまい甘い刺激が残った。
体の奥の方が疼く。どろどろと蜜を溢しているのがわかる。それが男を求めているのだとわかっているが、そんなこと口にできるわけがない。特に目の前にいるシズちゃんには。

「本当によく効くんだな。さすが新羅からもらった媚薬……」
「殺す……!シズちゃんも新羅も、後で絶対に殺してやる……っ!」

ほう、とどこか嬉しそうに呟いたシズちゃんの脳天をかち割りたい。脳みそぶちまけて死んでほしい。まったくこんなことするだなんてふざけてる。ただプライベートで街を歩いていただけの俺に襲い掛かってきたシズちゃんは、鳩尾を一発殴って俺を卒倒させた。けっこう真面目に死ぬかと思った。
そして起きたら服を全部剥ぎ取られたうえに媚薬を仕込まれている。こんなのってない。俺以上に最低だ。

「強がり言っても感じてんのはわかってるんだからな。これ使ったらどうなるんだろうな……」

「シ、シズちゃん、それ……」
「情報屋ならわかるだろ?ローターだよ」

きついピンク色をした卵型のそれは、情報屋でなくともわかるくらいにはローターだった。シズちゃんのくせにどんな顔してこれを買ったのか。想像すると笑えてくるのにこの状況下だと笑えない。
シズちゃんは俺の耳元でローターを震わせる。振動音ですら体が震えた。こんなものが直接肌に当てられたら、と思うと体の奥がじゅんっと濡れてくる。また足を、シーツを派手に汚した。

「そんな物欲しそうな顔するなよ……。すぐに可愛がってやるから」
「そんな顔してな……ひ!?ぁ、あ!?」

シズちゃんが胸をわしづかんでローターを乳首に当ててくる。乳首を潰すように当てられて俺はシズちゃんの腕に爪を立てた。

「んぁ、は、あぁああ!やだ、乳首……ぁあー!」
「気持ちいいかよ、びんびんに勃ってるじゃねえか」
「あぅぅ……っ!」

ローターごと爪で弾かれて体が大袈裟に跳ねる。ローターなんかでこんなに感じてしまうだなんて思いもしなかった。やはりこれも媚薬のせいだ。悔しさに歯ぎしりするも快楽ですぐ力が抜けてしまう。噛み締めることのできない口から漏れるのは甘ったるい声ばかりだ。

涙に歪む視界でシズちゃんがもう1つローターを取り出すのが見えた。もう片方の乳首に当てるのかと思ったら、違った。ローターは俺の秘部、クリトリスに向かっている。クリトリスは乳首よりもずっと強い性感帯だ。

「や、やだぁ!シズちゃんだめ、そこだけはだめ!」
「手前の言うことなんか誰が聞くかよ。……ほら」
「あ……ぁあああぁあああ!?」

クリトリスにローターを押し付けられた途端に、体中に電流が流れたような錯覚を覚えた。目の奥で火花が散っている。強烈的な快感が身を包む。体が自分では抑えられないくらいに痙攣した。

「あ、はぁ!は、ひ……んぁああ!や……あ」
「イってるのか?面白いな……」
「面白くも、なんともな、ひっ!やぁああああ!」

終わらない絶頂に気が狂いそうになる。子供みたいに泣きじゃくって制止を訴えれば、ようやく自分のしでかしたことに気づいたシズちゃんはやめてくれた。何だかんだで気が弱いんだ、彼は。

「悪かった。やりすぎた」
「もう、ばか、ひどい……」

ローターの責め苦が終わり一安心、というわけにはいかなかった。俺の中にはまだ媚薬で引きずり出された疼きが残っている。俺は腕をのばしてシズちゃんの陰部を撫でる。

ズボン越しでも熱く、固くなっているのがわかる。にぃ、と意地悪く笑ってみせた。

「ねえシズちゃん、見てるだけで満足?」
「……誘いやがって。満足なわけねえだろ!」

そう叫んだシズちゃんは引きちぎるような勢いでベルトを外し、すぐに前を寛げて俺に挿入した。俺の体は性器を悦んで迎え入れ、ローター以上の快感が身を襲う。

「ぁ。あ!すご……シズちゃんきもちいい、きもちいいよ……っ!」
「……ローターと俺、どっちがいい?」
「ん、ぁ……そんなの言わなくても、わかるでしょ?」

答える代わりにシズちゃんにしがみつけばより深くまで入る。ぎゅうっと中を締め付ければ耐えかねたようにシズちゃんが精液を吐き出した。

「う、ぁあ……!」
「っ……」
「あ、はは。熱…………」

コンドームも何もしていなかったためどろどろだ。まだシズちゃんの性器が入っている隙間から僅かに溢れてきている。
シズちゃんはぐたりと俺に体を押し付けながら、転がっていたローターを拾った。

「……これ、手前のケツに入れてヤるのもいいかもな」
「黙れ変態」

シズちゃんなら本当にやりかねなくて怖かった。










裕様に捧げます。





 



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